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2011年7月26日 (火)

南会津ドライブ

漠然と放射性物質を恐れて4月には三春町へのドライブを中止したけれど、
この夏場にドライブを中止すると言うのは至難の業&無理難題という事で、
心配性の僕は拠り所が欲しくなってガイガーカウンターを持ち歩く事にした。

2004年当時の三春町滝桜

色々調べてみてロシア製のSOEKS-01Mという機種を購入(Firmware 1.BL)。
10秒に1回の計測で数値を表示。2分以降は平均数値の表示に切り替わり、
急激な変化がある場合は平均値がリセットされて新たに計測される仕組み。
操作性にクセがあるけれど各設定さえ終われば計測するだけなので便利。


SOEKS-01M はGM管(ガイガー=ミュラー管)という方式が採用されていて、
アルファ線、ベータ線、ガンマ線を感知する事が出来る仕組み…というよりも、
感知してしまう仕組みと言った方が良いのか、出て来た数値をそのまま人が
受ける放射線量だと思ってしまうのは間違えているのだそう(なるルルルー)。

ロシア製 SOEKS-01M Firmware 1.BL

肥田舜太郎さんの著書に因ると、アルファ線は体内で0.04mm位は飛ぶらしく、
ベータ線は体内で10mm位、ガンマ線はエネルギーが大きいので貫通だそう。

半減期も物質に因って違い、
物質に因って体内に蓄積し易い部位も違うので、
色々知れば知るほど複雑怪奇?という事で、僕の様な素人にはお手上げ…。

ただ、アルファ線やベータ線が皮膚を透過しないと言っても吸えば内部被曝!
それならば各線種の合計値を読んだ方が正しいと考えてしまいがちだけれど、
GM管というのは1分間のガンマ線の入射数をカウントしてμSv/hに換算後に
数値として表示されるので、アルファ線やベータ線との合計値とは違うらしい。


それなのにSOEKS-01Mはアルファ線やベータ線をカット出来ない構造だった。
危険か否か(線量が高いか否か)だけ判断出来れば良い気もするのだけれど、
しかし、表示されるμSv/hは正しくないという事でアルミケースを自作してみた
側面と底面を隙間なくするために完全削り出しで全周
おおよそ3mm厚仕上げ。
20mm厚のムクのアルミ材を削り出した

これにより剥き出しのGM管をアルミで遮蔽してガンマ線のみの入射数を計測。
SOEKS-01MはCo-60(コバルト60)が放射するガンマ線で校正されているらしく、
表示の数値に
係数0.772を掛ける事でCs-137(セシウム137)基準になるらしい。

ひとまず、僕の地元である埼玉県南部で係数0.772を掛けずに計測してみると、
0.12,0.14,0.12,0.11,0.11,0.09,0.10,0.11,0.11,0.10,0.10,0.11で平均0.11μSv/h。
地元自治体発表の数値(地上5cm)と殆ど変わらない数値だったので合格点?


気になる箇所で計測する度に手帳に記す事にした。23日午後からドライブ開始。
13時52分に浦和ICから東北道突入、15時19分に西那須野塩原ICで下りるまで
ずっと電源を入れっ放しで走行。2分以上放置すると平均値に切り替わるため、
走行中の数値には殆ど意味がないと思っていたけれど充分目安になった感じ。

最初の頃は数値を見ても気にならなかったけれど、矢板辺りからピピピ…と鳴り、
先程まで平均値だった表示が自動リセットされ、警告音が頻繁に鳴る様になって、
那須塩原が近付く頃には平均値で0.6μSv/h超になっていた(地上60cm/車内)。


ひとまず西那須野塩原ICを下りて外で計測したところ、2分間計測の平均値で
地上0.0mで1.02μSv/h、
地上0.5mでは0.55μSv/hだったので驚いてしまった。
Cs-137係数0.772を掛けても、それぞれ0.787μSv/h、0.424μSv/hという事に。

3mm厚のフタも製作してみた

途中のコンビニでマスクを買おうなんて思っていたのにマスクする事は忘れた。
なにせ放射線なんてアタリマエだけれど目に見えないので何の実感もない…。
計測後はビニール袋を綺麗に拭いて車内で電源を入れ直して計測したままで
走行し始めたのだけれど、しばらくの間は常に0.5μSv/h超だったので焦った。

牧場では普通にカップルや家族が美味しそうにソフトクリームとか食べているし、
牧場の牛達は普通に牧草を食べている。観光客自体は普段より少ないけれど。

今回の目的地は南会津なので現地に向かって走り続けるうちに数値も下がり、
標高が上がれば上がる程?数値が下がってきたので結局はマスクも買わずに
一年振りに檜枝岐村の裁ち蕎麦を食べ、山深い景色も楽しんだりしてノンビリ。
相変わらず美味しかった♪

明るい時は大概寄り道するのが檜枝岐の屏風岩というお気に入りの場所。
オタマジャクシやアカハライモリ等の生物を眺めているだけで幸せな気分。
車内で見た数値も0.15μSv/hだったので普段通りに暗くなるまで過ごした。
生物と戯れて幸せそうな僕♪

がっ!?イモリアカハラ撮影チャンスを気長に待っていた僕は油断した。
地面に置いたガイガーカウンターは0.5μSv/h前後が表示され続けていた。
ただ、地上0.5mで2分間計測の平均値を出してみると0.13μSv/h位なので、
しばし滞在(麻痺)。やはり危険なのは地面に近い子供達だという事か…。
良く見えないけれど0.55μSv/h表示

僕の地元では地上0.0mでも地上0.5mでも余り変わらない場所が多いので、
僅か50cmの差とはいえ侮れないなと思った。なんとも言えない気分になり、

次回来る際にはマスクを持参しようと心に誓って薄暗い屏風岩を後にした。
屏風岩は他の場所でも0.4μSv/h位だった

クワガタ散策のために南会津に行ったのに残念ながらメインである夜は雨。
雨が降ってしまうとどうしようもないので外灯下を時々見回ってミヤマ♀等を
レスキューしたりしながら場所を変える事にした。檜枝岐は尾瀬沼の北側。
携帯電話で雨雲レーダーを見つつ、尾瀬沼の南側、群馬県片品村に移動。

直線では大して離れてない場所だけれど、車で移動するには非常に遠回り。
しかも外灯下でクワガタ散策しながら移動したので金精峠到着が0時半過ぎ。
30秒露光で夜景を撮影したりながら2分間計測の平均値を出してみたところ、
地上0.0mで0.18μSv/h、地上0.5mで0.12μSv/hだった。しばし滞在(安心)。
金精峠は曇っていても星が凄かった♪

群馬県側に入って以降、
蛾だらけの外灯下でクワガタをくまなく探して遊んだり、
帰れば良いのに思わず再び尾瀬方面に北上してしまったり、夜行性の生き物を
およそ3匹?ゆらゆら楽しんだりしつつ、結局は24日の午前9時過ぎに帰還(疲)。
本庄での計測を終えて美里町で見た光景♪

ドライブを楽しみながらで少ないながらも計測した数値をマップにしてみました。

マークをクリックすると日時と目安の放射線量が表示される様になっています。
Cs-137(セシウム137)係数0.772を掛けた値も()内に参考として記載しました。

※より大きな地図で SOEKS-01M 計測値 を表示。
※気が向いた時にアルミケースを出品しています。

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